2011年12月15日木曜日

分析の完成。研究の醍醐味とは。

草野です。

もうすっかり師走で、朝晩めちゃくちゃ寒いです。

さて、前回はコントロール変数についてご紹介しましたね。

実は本日、私たちの統計分析の妥当性を統計学の先生に見て頂く機会がありましたので、今回はその統計学の先生から頂いたアドバイスを紹介したいと思います。

前回、前々回のブログで統計分析について紹介しましたが、統計の結果、全体均衡は関係なく、上位均衡、スター均衡がファンの関心(入場者数)を高めるという私たちが望んでいた結果が出たのでした。

しかしそもそも統計分析の方法が間違っていたら元も子もありません。

なのでどうしても、私たちの統計分析の妥当性を確かめたかったのです。
そして商学部の統計学の先生にご相談のお願いをしたところ、快くご相談を引き受けて頂きました。


相談当日、やや緊張気味で先生に統計分析についてお話をしました。





すると先生から「分析結果は問題ない」というお言葉を頂きました!

良かった!今までやってきたことが正しかったのだと嬉しさが込み上げました!

しかし続けて、もっと大事なアドバイスを頂きました。



その際頂いたアドバイスとは、

「先行研究から理論的に仮説を導出すること」

「理論的な考察を書くこと」

でした。


物理学者ニュートンが残した「巨人の肩の上に乗る」という言葉の通り、研究というのは、今までにどんな巨人たちがどんな研究をしてきたのかを知り、今までの研究では言われていないことは何かを明らかにする。

その上で、自分たちの考え(仮説)が今まで積み重ねられてきた研究にどのような貢献ができるのか。

これらのことをきちんと示さなければならないのです。

だから、今までの先行研究を知り、今までの研究に貢献できる仮説を立て、実証し、分析結果がなぜそうなったのかをきちんと考察で示す必要があると先生はアドバイスしてくださったのでした。


今まで分析ばかりに目がいきそのようなことは一切考えていなかったので、私たちにとって本当に貴重なアドバイスでした。


先生、本当にありがとうございました。


いよいよ今週は冬合宿!

冬合宿では今日先生にアドバイス頂いたように、理論的に自分たちの仮説を導出できるよう先行研究を整理していこうと思います。

それではもう寒い季節ですのでお体にお気をつけて!では!

くさの

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