2011年12月31日土曜日

先行研究のさがし方、まとめ方

こんにちは。F1班です。

早いものでこの記事を書いている時点で2011年もあと3時間です。

今年を振り返ってみると、1月はゼミの論文を書き、2月~6月は就活で、7月以降はこの卒論研究と、常に何かに打ち込んでいた、とても良い年でした。来年もそんな年にできればとおもいます。



今回は前回統計に詳しい先生のご指導から気付かされた先行研究について、その探し方と、整理の仕方をご紹介します。






2011年12月15日木曜日

分析の完成。研究の醍醐味とは。

草野です。

もうすっかり師走で、朝晩めちゃくちゃ寒いです。

さて、前回はコントロール変数についてご紹介しましたね。

実は本日、私たちの統計分析の妥当性を統計学の先生に見て頂く機会がありましたので、今回はその統計学の先生から頂いたアドバイスを紹介したいと思います。

前回、前々回のブログで統計分析について紹介しましたが、統計の結果、全体均衡は関係なく、上位均衡、スター均衡がファンの関心(入場者数)を高めるという私たちが望んでいた結果が出たのでした。

しかしそもそも統計分析の方法が間違っていたら元も子もありません。

なのでどうしても、私たちの統計分析の妥当性を確かめたかったのです。
そして商学部の統計学の先生にご相談のお願いをしたところ、快くご相談を引き受けて頂きました。


相談当日、やや緊張気味で先生に統計分析についてお話をしました。





すると先生から「分析結果は問題ない」というお言葉を頂きました!

良かった!今までやってきたことが正しかったのだと嬉しさが込み上げました!

しかし続けて、もっと大事なアドバイスを頂きました。

2011年12月2日金曜日

統計分析…コントロール変数とは!?

こんにちは。草野です。

前回のエントリーでは、F1の入場者数に影響を与える均衡はどの均衡なのかを統計分析によって明らかにしました。

ドライバー全体の均衡は関係なく、上位ドライバー、スタードライバーが戦力均衡していると入場者数が多いという結果になったのでしたね。

しかし、戦力均衡という要素以外にも入場者数に影響を与える要因があるのではと疑問に思う方もいらっしゃると思います。

確かに、もしサーキットの収容人数が大きければ、入場者数もその分多くなりそうです。

ですから、収容人数のような要因も考慮しながら、「全体均衡」「上位均衡」「スター均衡」が入場者数を高めることを明らかにしなければいけません(考慮しなければならない要因を「コントロール変数」といいます)。




では一体、何をコントロール変数にすれば良いのでしょうか。今回は、私たちが分析に使用したコントロール変数について説明していきます。

2011年11月23日水曜日

いざ統計分析。その結果は…


こんばんは。玉置卓也です。

怒涛の10月が過ぎたと思えば、さらに怒涛の11月も終わります。

最近は朝の10時から夜の12時までひたすら研究をしています。

充実していると体感時間も短くなるのですね。

今日みたいなせわしなく過ぎる1日が

長く大きく感じられる事を信じて走り続けたいと思います。

さて、今回は研究の要で最大の難所、114時間も缶詰になることになった元凶!

統計分析について触れたいと思います。

アンケートの結果が統計分析で検証される「仮説」となって活きてくるところなので、大事なフェーズです。

統計分析とは一言で表すと、「直感ではつかめない法則を明らかにすること」

ここで皆さんに一つ質問をします。



「アイスクリームの消費金額第1位の都道府県はどこだとおもいますか?」

検索窓にマウスを持ってったりせず、直感で考えてみてください。

2011年11月10日木曜日

番外編:夢、駆ける F1日本グランプリ

美しい流線の車体。エンジンの爆音。

蝶のように舞い、戦闘機のように刺す。

すっかりF1の魅力にとりつかれてしまいました、草野です。



前回のエントリーでは鈴鹿サーキットでのアンケートの様子を紹介しましたが、

今回は番外編ということで

F1日本グランプリの様子を熱くお伝えしようと思います!

2011年10月31日月曜日

日本グランプリ報告とアンケートの極意


こんばんは。玉置卓也です。
気付けば10月も残りわずか。卒論出稿まで3ヶ月を切ってしまいました。
大学生としての残り時間がわずかな所に焦りが見えてきましたが、研究の方は順調です。

今回は待ちに待ったF1日本グランプリの模様をお届けしたいと思います。

しかも、それだけじゃないですよ!

突撃敢行したアンケートの極意を紹介します。

非常に盛り沢山な内容なので、見逃すわけにはいきませんよ!


今年のF1日本グランプリは19戦あるうちの第15戦にあたり、日本で唯一開催されるレースです。

レースと言うと運動会の徒競走や競馬のように1日でばっとやって終わりかと思うかもしれませんが、日本グランプリは106日~10日の期間、会場の鈴鹿サーキットだけでなく鈴鹿市のあちこちで様々なイベントが開催される、とても規模の大きなレースになります。

その中でF1マシンが走るのは金曜日のフリー走行(練習)と土曜日の予選、そして日曜日の決勝の3日間。

いったいどのくらいの観客が来ると思いますか?

ちなみに東京ドームの収容人数が5万人、日本最大の陸上競技場の日産スタジアムは7万人です。


2011年10月18日火曜日

井上ゼミ流アンケートの生み出し方


こんにちは。前回に引き続き草野です。

F1日本グランプリも近づいてきましたね。今からどっきどきわっくわくです。

前回のエントリーでは独立変数設定の際の妥当性の観点から、F1ファンにアンケートを行おうとなったのでした。

今回はそのアンケート作成の様子をご紹介したいと思います!

私たちがアンケート調査を行う目的は大きく分けて3つあります。

1つ目は、サーキットに来場するF1ファンはそもそも面白いレースを求めてチケットを購入したのか、その動機を明らかにすること。

例えばF1ファンのチケットを購入する動機が皆「有名ドライバーのサインが欲しかったから」だと、独立変数を戦力均衡としたときの従属変数に入場者数をとることは妥当ではなく、他の指標を探さなくてはなりませんね。

2つ目はF1のグランプリを観戦しに来場するファンの方はいつの試合を見てグランプリに来場したいと考えたのかを明らかにすること。
これによりどの期間のレース結果をもとに独立変数を作成すればいいのか考える際の客観的な妥当性が高まります。

3つ目はF1ファンの方はどのようなレース展開を求めてチケットを購入するのかを明らかにすること。

これはどの「部分」の戦力均衡がグランプリの入場者数に高い影響力を与えるのかを今後の研究で考えていくための参考にするために目的の1つに加えました。



そして、鈴鹿サーキットでの調査に向けて急ピッチでアンケートを作成しました。

そのアンケートがこちらです。

2011年10月1日土曜日

分析の妥当性


草野です。
今年のF1シーズンもいよいよ大詰め。日を追うごとにどんどんF1の魅力に取りつかれていく今日この頃です。

さて、前回のエントリーではF1界の戦力均衡度合いと入場者数の関係を分析するモデル作りを紹介しました。

今回は統計分析の結果と「分析の妥当性」について書いていきます。

やっとのことで膨大な量のデータ整理が終了し、いざ統計分析へ!
とその前に、統計分析といっても一体どのようにして、どのような分析を行うのでしょうか?





まずはその疑問にお答えしましょう。



2011年9月16日金曜日

データとの闘いは自分との闘い



こんにちは。玉置卓也です。
最近は夜になるとすっかり涼しくなり、秋の訪れを感じます。
皆さんはいかがお過ごしですか。

私は月明かりに包まれて虫の合奏を聞きながら記事を書いています。

さて、今日は合宿から今までの「データとの戦い」を中心に紹介していきます。おさらいですが、F1班は合宿で≪先行研究の枠組みにF1を当てはめる≫こととなりました。
ここで問題が1つ、私たちの前に立ちはだかります...


2011年9月1日木曜日

F1研究過程の紹介、そして夏合宿へ!

こんにちは! 井上ゼミ4年の草野です!

F1の研究が始まってから早4ヶ月、いつの間にか夏も過ぎ去ってしまいました。

前回のエントリーにもあったように、チーム間での格差が少なく戦力が均衡している方が儲かると言われているスポーツ界で、F1はチーム間で大きな格差があり戦力にバラツキがあるにもかかわらず高い収入を得ていることがわかりました。

ではなぜ、F1界は大きな格差があり誰が勝利するかわかってしまうのにもかかわらず収入が高いのでしょうか?

はじめまして。

はじめまして!
早稲田大学商学部、井上ゼミ4年の玉置です。



気温も心もアツかった8月が過ぎ、9月が幕を開けた今日からブログを通して研究をみなさんに発信していきます!



研究の紹介をする前に、まず井上ゼミについて書きたいと思います。



井上ゼミのテーマは「事業システムと競争戦略」

一言で説明すると、ビジネスのしくみについて4年生19人で研究をしています。

19人は8つのチームに分かれてそれぞれのテーマで卒論研究に打ち込んでいるのですが、

その中の1つのチームとして私たちは「スポーツビジネス」を研究しています。